演奏を始める際に必ず必要になる行為がチューニングです。
面倒くさがり、チューニングせずに練習を始めてしまうこともありますが、チューニングをきちんとしていないと音感を養うことができません。そして、コピーしている楽曲のCD音源と聴き比べた時に違いに愕然とします。指板上の音を覚えることにも影響が出ますよ。
さらに、バンド演奏時にチューニングがずれているととてもおかしな音に聴こえてしまいます。いざチューニングをする場面でも、慣れておらず時間を無駄に使ってしまう場合がありますよ。
そんなことで嫌な思いをしてほしくないので、今回はチューニングの方法と、おすすめチューナーを6品紹介させていただきます。
目次
チューニングの説明と方法
チューニングとは、各弦の音を指定された音に合わせることを言います。
太い方からEADGBE(レギュラーチューニング)
(ミラレソシミ)ギターの場合は周波数を440HZに合わせます。
調節の仕方は、ギターのヘッドの部分のつまみ(ペグ)を回して音を合わせます。
- 時計回りに回せば締り音が高く
- 反時計回りで緩み音が低く
なります。
ここで意識することは
勢いよく回さずゆっくりと回すです。
勢いよく締めこみすぎた場合
- 弦が切れる
- ギターに負担がかかる(ネック中心)
などのデメリットしかありません。
あまりに弦がダルダルな場合を除き、ペグはゆっくりと回しましょう。
チューナータイプ
チューナーにはタイプがあり
- ペダル型(エフェクターのように足元に設置する)
- クリップ型(ギターヘッドに挟み振動で音を感知する)
- カード型(シールドでギターと接続かマイクで音を拾うかを選べる)
- 音叉(音叉と呼ばれる器具を使用する昔ながらのチューナー)
があります。
チューナーを選ぶ際に重視するポイントは
- 暗い場所での見やすさ
- エフェクターボードを使用する方はサイズ
- 音への反応の速さ
- 使用時の手間の少なさ
が重要な要素になります。
今回はこの点を考慮した商品を紹介させていただきます。
KORG GA Custom
どの楽器でも使用可能
高性能マイク機能がついており、どの楽器でも使用が可能です。3Dビジュアルメーターという方法で表示されるため、暗いステージでも見やすいですよ。シールドを差し込んでのチューニング、マイクを使ってのチューニングどちらにも対応しているので、場所を選ばずどこでも使用可能です。
画面が大きいため、足元に置いていても見やすいという特徴があります。無駄な表示が少なく直感的に使用しやすいつくりをしていますよ。精度が高くしっかりチューニングできます。感度が良く、鳴らした瞬間にすぐにどの音程か確認することができます。
YAMAHA TDM-700G
吹奏楽部御用達チューナー
メトロノーム機能が搭載された、練習でも役に立つチューナーです。イヤホンジャックがついているので、メトロノームの音に集中しながら演奏することが可能ですよ。リズムパターンは15種類入っているので、これ1台でほぼカバーすることができます。
チューニングの際に、目指している基準音を実際に出力しながら音程を合わせられます。そのため、ペグを巻きすぎてしまう恐れを無くすことができますよ。バックライト機能がついているので、暗いステージでも使用可能です。吹奏楽部などでも薦められることが多いチューナーで、信頼されているモデルです。
TC ELECTRONIC Polytune 3
どの弦がずれているか一目でわかる
ジャラーンとすべての弦を鳴らせば、どの弦のチューニングがずれているかすぐにわかる画期的なチューナーです。音への反応がとてもよく、プロでも使用者が多いチューナーですよ。オリジナルのバッファー機能が搭載されており、シールドが長い、エフェクターをたくさん使っていることによる音の劣化を防ぐという特徴があります。
画面の輝度がとてもよく、どのような場所でも一目で認識可能です。周囲の明るさに合わせて画面の明るさが調節されるので、ライブ中にチューナーが明るすぎて気になることを防げますよ。バイパス方法を2種類切り替えられるという点も魅力です。
KORG Pitchblack Advance
ステージ上の認識性最強クラス
画面の表示方法を4種類切り替え可能なので、どのような方にも見やすいチューナーです。音への反応が良く、時間をかけずにストレスなくチューニングが可能です。カラーバリエーションが豊富で、人を選ばないチューナーです。
ノイズ対策に力を入れており、機材をたくさんつないでいることにより発生するノイズを消すことができます。エフェクターを多く使用する方に特におすすめです。チューナー使用時は音がミュートされるので、静かにチューニングができますよ。
TC ELECTRONIC PolyTune Clip
高性能クリップチューナー
機能的には同社のPolytuneとほぼ同じです。小ぶりなサイズなのでヘッドにつけたまま演奏しても邪魔になることがありませんよ。本体がほぼ画面なので、はっきりと見やすく表示されます。
クリップの力が強めなのでずれることはありません。ヘッドを保護するゴムが薄めなので、長時間つけっぱなしは避けた方が良いかもしれません。使用時のみ着用をおすすめします。スマホなどで画面の向きを変更できる面白い機能がついており魅力的ですよ。
KORG Pitchclip 2
装着方法がよく考えられたクリップチューナー
保護ラバーがしっかりしているので、楽器に安心して装着することができます。表示方法の変更が可能なことや、ディスプレイの可動域が広いことが特徴。お好みの角度で装着することができますよ。
上下反転機能がついているため、左利きの楽器を使用している方も安心です。一番特徴的だったのがヘッドで画面を隠すように裏側に装着できる点です。ギターの見栄えを損ないたくない方におすすめの機能ですよ。もちろんチューナーとして反応や表示も優れています。
いかがでしたか?今回はチューナーの使用方法と、おすすめチューナーを紹介しました。おすすめチューナーはメーカーが偏ってしまいましたが、それだけ今回紹介したーメーカーが優れています。早めに実戦的なものを購入しておくことで、お金の節約にもなるのでぜひ購入してみてくださいね。
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