エレキギターを始めたのはいいけど、何を練習すればいいのかわからないあなた!
ギター教本はすべて同じというわけではなく、分野ごとに書かれている内容が違います。そのため、しっかりと選んで購入する必要があります。
今回はギター歴10年以上の私が、エレキギター初心者のためのおすすめギター教本を紹介します!
目次
教本にはどのような種類があるの?
ギター教本には種類があり、書いている内容がそれぞれ違います。これから種類ごとにどのような内容のものがあるかを説明します!
名称や基礎の基礎を教える本
エレキギターをこれから購入する方や購入したばかりの方は、この種類をおすすめします。大体タイトルに「はじめての」や「初心者」と書かれているのでわかりやすいですよ。初心者マークが描かれているものもあり、店頭で目立つので購入しやすいです。
ギターの名称や必要な道具、楽譜やタブ譜の読み方など、覚えなければならないことをわかりやすく表記してくれています。簡単な練習フレーズや入門曲が入っているものもあり、楽しく練習することが可能ですよ。
コードを覚える本
ギターのコードを覚える本です。コードとは曲の後ろで、ジャラーンとなっている和音のことです。コードの本には、そのままコード一覧が表記されているものもあれば、王道のコード進行を教えてくれている本もあります。弾き語りやギターボーカルをしたい方に特におすすめです。
コードを覚えることは作曲や楽曲のコピー、アドリブに役立つので、覚えるメリットが多いですよ。覚えやすいように工夫を凝らした本が多いので、自分が覚えやすそうな本を探して挑戦してみましょう。
スケールを覚える本
スケールとは、ドレミファソラシドなどの音階のことです。構成音の数や並び方がたくさんあるので、覚えることで音楽の幅が広がりますよ。フレーズを羅列したシンプルな本から、スケールを使用した実践的なフレーズを紹介したものなどたくさん種類があります。
スケールとコードの関係を説明している本を購入すれば、構成のしっかりしたギターソロを演奏することができるようになります。スケールをギターを弾きながら覚えれば、指のトレーニングにもなり一石二鳥ですよ。
トレーニングフレーズ
ギターのテクニックを上達させるための練習フレーズがたくさん載った本です。ジャンル別に販売されているので、自分の好きなフレーズを選んで練習することができますよ。
難しいフレーズがたくさん掲載されている本でも、レベル別に練習フレーズを載せてくれていることが多いです。腕に自信がない方でも、手も足も出ないという状況は避けられますよ。
実際のミュージシャンが作成している本もあるので、好きなミュージシャンの本を買えばモチベーションのアップにもつながります。
理論を覚える本
音楽の理論を覚える本です。楽譜の読み方や、音の関係性など音楽のことを知るという目的で書かれていますよ。コードの仕組みや、スケールの仕組みなどを理屈がはっきりとわかったうえで覚えることができます。
作曲やアドリブにもつながる知識なので、覚えておいたほうが得なことが多いです。最近では、敷居を下げるためにイラストが多かったり、対話形式で進む構成のものもありますよ。そのため、理解しやすく楽しんで学ぶことができます。
ギター教則本おすすめ本5選(分野別)
ここからは、私がわかりやすいと感じた本を、分野別に5冊に絞り込んで紹介させていただきます。あなたにピッタリなものが見つかるはずですよ。
入門編
初歩の初歩から教えてくれる、入門編におすすめの教本です。シリーズ累計7,000万部という実績の通り、痒い所に手が届く本ですよ。急に難易度が上がったり置いてけぼりになってしまうことがないので、着実にステップアップできます。
馴染みのある楽曲を用いたフレーズ練習などもあり、小ネタとして友達に披露するフレーズをすぐに習得できますよ。CD、DVD付きで弾き方がわからないということがないように、スロー演奏も収録してあります。
ギターの構造の疑問やアクセサリーの疑問についても、ためになる回答をしてくれています。
ギター・コードを覚える本
コード一覧がついている教本とは一味違い、派生コードを覚えるための法則を教えてくれる本です。コードを暗記ではない覚え方をさせてくれる画期的な教則本ですよ。簡潔な説明と絵が多いことが特徴で、とても見やすい本です。
章の最後におさらいテストがあるので、定着度を測ることができます。本のサイズが小さいので、ハンドブックとして持ち歩きやすいですよ。ずらしのルールはとても便利な機能なので、読むとびっくりするはずです。
ギター・スケールを覚える本
必要なことだけを簡潔に説明しているので、理解しやすい教則本です。本に記載されているURLからメルマガ登録をすれば、動画コンテンツででも演奏を見ながら練習可能ですよ。
間隔をあけながら説明が書かれているので、とても見やすいです。紙質のおかげなのか、とても軽量ですよ。
Amazonのレビューでは、URLを入力してもページがないと書かれています。私もはじめページがないと出たのですが、アルペジオ編を購入していたので、そちらのURLでページに飛んでからスケール編のURLに直したところ、ページにたどり着くことができました。
演奏時に考えることが書かれており、効果的な練習が可能です。自己採点欄もありモチベーションが上がりますよ。
トレーニング
1年かけてすべてのフレーズを習得するスケジュールが組まれています。曜日に分けて練習フレーズが設定されているので、どこまで練習すればいいかがわかりやすいですよ。本のサイズが大きいので、見やすく広げやすいという特徴があります。
初心者には難しいフレーズもあるので、1日10分という説明は気にしないでください。続けることで必ずあなたの手助けになりますよ。スケールも数種類教えてくれるので、スケールを覚えることにもつながります。
幅広いジャンルのフレーズが紹介されているので、オールラウンダーに近づけますよ。
メタル系テクニカルフレーズを練習するならこの本がおすすめです。レベルごとに順を追ってフレーズを練習できるので、早いうちから速弾きに触れることができる教則本ですよ。筆者の体験談やギタリストのこぼれ話など、内容が盛りだくさんで楽しんで練習することが可能です。
この教則本をマスターすることは名前の通り地獄ですが、とても達成感を味わうことができます。初心者のうちはこれ1冊で練習するのではなく、ほかの教則本と並行して練習することをおすすめしますよ。
総合練習曲が特にかっこよく、チャレンジすることでやる気がみなぎります。
音楽理論の本
音楽理論を学ぶことに対する敷居を、できる限り下げた本です。先生と生徒の対話形式で書かれているので、実際に授業を受けている感覚で読み進めることができます。
とてもくだけた雰囲気の会話なので、堅苦しさがなく楽しんで学ぶことができます。暗記しなければいけない箇所は、語呂合わせや例え話で分かりやすく説明してくれますよ。
CDを聴きながら、実践してくれるのでイメージがわかないということがないです。
最後に
いかがでしたか?今回は、エレキギター初心者のためのおすすめギター教本を紹介しました。あなたのギター上達に役立つと幸いです。
ちなみに、ギターは本だけでなく、YouTubeやオンライン講座で教えてくれるものもあります。本だけではなかなか理解できないという方は、そちらと並行して学べば理解度があがりますよ。ぜひお試しくださいね。
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